人工透析を受ける患者数の増加と医師不足

近年、糖尿病患者数の増加により透析医療を受ける患者数が30万人を超えました。
日本透析医学会「わが国の慢性透析療法の現況」の統計によると、30万人のうち3分の1以上にのぼる10万人以上が糖尿病性腎症での人工透析を受けています。
30年前まで遡ると、糖尿病による透析患者は全体の20%であり、慢性糸球体腎炎による透析患者は60%と糖尿病による透析患者数はかなり少ない事が伺えます。

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透析環境の急激な変化と求人倍率

ところが、今では糖尿病による透析患者は全体の45%以上、慢性糸球体腎炎による透析患者は20%以下と見事に逆転しています。
ここ30年で急速に透析環境が変わっている事が分かります。
透析環境の急激な変化に腎臓内科医や人工透析科医の供給が追いついていないのが現状です。
腎臓内科の現員医師数は約2200人程、一般内科医に比べると実に10分の1以下の数字です。
腎臓内科の医師求人は1,2%の求人倍率となっており供給が足りていない現状がわかります。

糖尿病患者は増加傾向にあるので、これから更に腎臓内科医の需要は高まっていくでしょう。
透析施設は安定した経営が望めるので、一般内科医に比べて平均給与も高めなのも特徴です。
これからの事を考えて腎臓科医への転職を目指してキャリアアップする事も考えてみてはいかがでしょうか。